令和2年11月18日午前、当院職員1名からPCR検査で陽性と判定されたとの連絡が入りました。すぐに院内の関係部署を消毒のうえ、同日13時より緊急の感染対策会議を開催しました。そこで下記の内容を確認し、対策を決定しました。

当該職員の勤務部署は院内厨房。業務内容や動線を検証し病棟へのウイルス侵入の可能性は極めて低いと判断。病棟の入院患者様にコロナ感染を疑わせるような臨床症状はみられない。また、他部署職員との濃厚接触も認められないことを確認。
しかし、同じ厨房で勤務していた職員11名は濃厚接触者と判断。その旨を保健所に連絡、保健所も最近の感染者数増大で業務が逼迫しており、同日の対応は困難とのことで、当院独自の判断で18日中に上記11名のPCR検査を施行する。
保健所から、厨房職員はPCR検査陰性が確定するまで自宅待機が必要との指示を受け、厨房業務の一時停止を決定。病棟・デイケア用の食事を外部委託すべく速やかに業者との折衝に当たることとする。

上記の感染対策会議を経て、11月18日19時現在、幾つかの配食サービス会社、料理店との交渉を終え、病棟・デイケアへの食事提供確保に努めております。

当該職員は厨房勤務で、新型コロナウイルスの流行とは無関係に、普段からマスク・手袋・ヘッドカバーを着用しており、入院・外来の患者様との接触も無いことから、院内感染の可能性は極めて低いと判断しております。

入院・通院中の患者様、ご家族の皆さまにはご不安を抱かせる事となりましたが、拡散防止と情報発信に努めて参ります。どうか動揺することなく過ごされますようお願い致します。

特定医療法人　修道会　本田記念病院
院長　本田　稔