特定医療法人 修道会 本田記念病院

〒061-1364 恵庭市下島松619番地1

0123-36-7111FAX:0123-36-7113

診療案内

各種診療

精神科

主に「心の病」を診療する科です。いわゆる精神病(統合失調症)をはじめ、うつ病、躁うつ病、不安障害、ストレスによる神経症、心身症、不眠症などの治療を行います。

心療内科

ストレスと関連する病気(心身症)を診療する科です。病気の発症過程に、心理・社会的要素による「種々のストレス」が深く関与して生じる内科的病気(胃潰瘍、ぜんそく、狭心症、高血圧症、過敏性大腸症候群など)を治療します。

※病状により他の診療科での診療が必要な場合には専門医をご紹介いたします。

神経内科

神経系(大脳、小脳、脊髄、末梢神経、筋肉)に炎症、変性、腫瘍、血管障害、代謝、ホルモンなどの異常により、生ずる病気を診療する科です。病気としては、脳卒中(脳梗塞、脳出血、脳塞栓)の後遺症、脳炎、てんかん、椎間板ヘルニアなどによる脊髄の障害、パーキンソン病などの治療を行います。

外来診療

受付時間 日/祝
9:00~10:30
13:00~15:30

※第2・第4土曜日・日曜日・祝日、毎週水曜日午後、年末年始、開院記念日12/12の午後は休診となります。

入院診療

作業療法室作業療法室
ナースステーションナースステーション

入院手続き

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)に基づく入院手続きとなります。地域医療連携室(医療相談室)及び看護詰所にてお手伝いします。また、入院時には入院診療計画について主治医から説明を受けてください。

入院形態

  1. 任意入院:ご本人の同意による入院で、本人の任意入院同意書を必要とします。
  2. 医療保護入院:ご家族等の同意による入院で、ご家族等の同意書を必要とします。詳しくは精神保健福祉士がご説明いたします。

入院医療費について

  1. 入院料は医療費のほか別途利用された場合の医療外費を合わせて、毎月末で計算して翌月請求書を送付します。請求書を受けた月末までに事務受付か銀行振り込みにてお支払下さい。退院の場合は退院時に精算となります。
  2. 精神療養病棟に入院中で他医療機関を受診される場合は、医療保険制度の関係上、受診票をお持ち下さい。
  3. 当院は各種健康保健適用となっていますが介護保険は適用されません。

入院に必要な携帯品

  1. 印鑑、洗面具、湯のみ、スリッパまたはサンダル、タオル、着替え(下着・日常衣)。
  2. 病棟内では日中私服で過ごしますが、作業療法・レクリエーション等には参加しやすいような運動着、運動靴が必要になりますのでお持ち下さい。
  3. 携帯電話は病院内の指定場所のみでの使用となります。各階病棟では公衆電話がご利用できます。(主治医の許可が必要です)
  4. 貴重品のお持込はご遠慮ください。

外出・外泊について

外出・外泊は主治医の許可が必要です。所定の外出・外泊届用紙に必要事項を記入の上、提出してください。

預かり金品等の管理について

入院中の貴重品・現金など、自己管理が困難な場合はご相談ください。

医療相談室

医療相談室では、精神保健福祉士(精神科ソーシャルワーカー)が、 療養のことや医療を受ける為の相談などをお受けいたします。

相談は受付窓口か外来・入院病棟看護師へお申し出ください。お電話でもお受けいたします。

本田記念病院 医療相談室

0123-36-7111

地域医療連携室


「ご意見箱」の設置について

当院を利用されるみなさまから、ご意見やご要望、お気づきの点をお寄せいただくために、「ご意見箱」を外来と各病棟に用意しております。

頂戴いたしましたご意見を真摯に受け止め、院内の各会議・委員会を通して改善に役立てて行きたいと考えておりますので、どうぞご利用ください。

作業療法室

作業療法とは

作業療法は、作業や活動を用いて行う、こころの病気の治療法のひとつです。生活を送る上で、阻害因子となる部分に対して、日常生活の中で活動を用い、障がいによって隠れている健康的な部分や能力を引き出したり、共に発見し再確認することで、これからの生活が自立できるように手助けや援助を行います。

 

作業療法での「作業」とは、生活する上ですべての活動を意味し、仕事・遊び・休息することも含んでいます。また作業療法で用いる「活動」とは、単純・複雑作業(農耕など)と一般的に興味・余暇的に行われているActivity(革細工、編み物、絵画、ペン習字等)、軽運動(散歩、ウォーキングなど)、スポーツ(バトミントンやソフトボールなど)があります。それぞれの症状に合わせて「作業」を選択し、環境と頻度の設定を行い「活動(プログラム)」を組んでいます。また病院行事として、夏祭りやクリスマス会などのさまざまなレクリエーションもあります。

 

当院の特徴として、ゆったりとした広い空間、充実した設備の開放的な空間の中で、集団・グループ・個別・他職種と連携したチーム活動など様々な形態の活動を展開しています。
患者様自身の興味や関心により、活動内容が選ぶこともできます。患者様の早期での生活の自立、また社会復帰に繋がることを目標としています。

作業療法の目的

  1. 心の安定と身体の健康が得られるように。
    ⇒ 活動を通じて生活リズムを整え、有意義な時間を過ごせるように活動を行っています。趣味を広げたり、気分転換の方法などを一緒に考えていきます。そのための方法として、身体を動かすような活動も用意しています。
  2. 自分らしく生き生きと過ごせるように。
    ⇒ 活動を通して自分を表現し、自分にできることをを確かめ自信が持てるようにお手伝いをします。また自分らしさを取り戻せるようにします。その一つの方法として、好みや希望に添うような多様なプログラムを用意しています。
  3. 人との関係に困らないように。
    ⇒ 様々な活動を通して、人と交流することを経験していきます。自分の行動を振り返り、相手の立場に応じた対応を学びながら人と上手く付き合えるようにプログラムを活用していただきます。
  4. 地域社会でよりよい生活をするために。
    ⇒ 退院や自立した生活をするための準備を整えていきます。そのための日常生活に必要な事を身に付けられるようお手伝いします。また状況により具体的な方法を選択し行っていきます。

作業療法に参加するには

  1. 主治医の許可、または指示が必要になります。
    ⇒ 主治医と相談の上、処方箋にて作業療法参加の許可が出ます。必ず主治医からの処方箋が必要となります。
  2. 各種保険が利用できます(1回の作業療法実施、参加につき)。
    ⇒ 医療費負担額は保険の種類など、一人一人異なりますので、担当スタッフもしくは医療相談室までお気軽にお尋ねください。
  3. 見学は随時受け付けています。
    ⇒ 主治医、看護師、作業療法士いずれかの担当スタッフにお気軽にご相談下さい。

※ 作業療法開始前に、担当の作業療法士から作業療法やこれから行うプログラムの詳しい説明があります。また一緒に大まかな1週間の計画や目標を立てていきます。

※ 上記以外で作業療法について分からないころがあれば、担当スタッフまでお気軽にお申し出ください。随時対応いたします。

 

作業療法の利用日

月~金曜日(土曜日は第1、第3、第5の午前のみ行っています)に作業療法(活動)を行っています。基本的には1日2回にプログラムは区切られています。
午前は9:30~11:30、午後は13:30~15:30となっています。

※内容は時期により異なりますので、担当スタッフまでお気軽にお尋ねください。

作業療法でのプログラム紹介

※活動と場所・環境の一部を紹介します。

  1. 手工芸(個別作業療法)
    ⇒ 手(指)先、身体、頭の体操として、また趣味や特技を伸ばすために、色々な種類の活動を用意しています。活動は、以下の種目の中から好きなものを選ぶことができます(記載されていない種目に関しても、希望に応じて準備いたします)。患者様ご自身で決められない時は、作業療法士や看護師の方からおすすめすることもあります。
    木工用作業台
    PCスペース
    読書・談話スペース
  2. スポーツ(グランド、リハビリセンター)
    ⇒ グランドや病院の外、リハビリセンターで行うプログラムです。室内では、体操、ストレッチング、ウォーキング、 軽スポーツ(卓球、バトミントン、ミニバレー)などの運動を行います。ストレッチやウォーキングでは静かな空間でゆったりと体を動かします。心身緊張の軽減方法の獲得を目指します。
    グランドでは、ソフトボールや散歩、パークゴルフなどを行っています。外の空気を吸って、日光浴をしてみるのも良いのではないでしょうか。
    ※グランドは当院敷地内野外スペース、リハビリセンターは併設された屋内施設になります。
    リハビリセンター全体風景
    バスケットゴール
  3. 病棟作業療法(集団作業療法)
    ⇒ 病棟より外に出ることができない方、個別作業療法やスポーツに参加できない方のためのプログラムです。体操をしたり、みんなで懐かしい歌を歌ったり、楽しく時間を過ごせるようなレクリエーション(ゲーム)、手工芸、DVD(ビデオ)鑑賞やカラオケなどを行います。
    病棟作業療法(集団作業療法)
    リズム活動の風景~音楽に合わせて体を動かします。
    運動不足解消やストレス発散、楽しみ作りを目指します。
  4. リラクゼーション活動(集団、グループ作業療法)
    ⇒ リラックスをしてくつろぐことを目的に、映画鑑賞、カラオケ、音楽鑑賞、茶話会などを行います。
  5. 若葉会(シルバー活動)
    ⇒ 回想法、朗読、合唱など同年代のグループで活動を行います。
  6. クラブ活動(グループ作業療法)
    ⇒ 気分転換をしたり、日常生活に役立つ内容をグループ単位で様々な活動を楽しむためのプログラムです。
    (1)カラオケクラブ
    みなさんでカラオケを楽しみます。年3回行っている「のど自慢大会」の企画や運営も協力して行います。
    (2)お趣味クラブ
    趣味の幅が広がるよう書道や絵画、写真などを行います。また定期的に作品展への出品をしたり、美術館への見学会等を企画しています。
    (3) まなび
    間違い探しやクロスワード、計算問題やペン字など、楽しみながら頭の体操をおこないます。
  7. 共同作業(グループ活動)
    ⇒ メンバーの方と協力しながら様々な作業を行います。現状に適した内容や趣味・嗜好に合った活動を選択することも可能です。
    (1)農 耕
    当院敷地内にある畑にて初心者から上級者に向けた畑作業を行います。採れたての野菜をその場で食したり、秋には「収穫祭」を行っています。また親睦会としてバス旅行の企画もしています。
    4~5月上旬の畑の風景
    レタスの収穫風景(6月)
    夏野菜収穫時期の風景(7~8月)
    畑に咲く「ひまわり」
    夏野菜収穫跡に秋野菜を
    (2)園 芸
    当院敷地内にある花壇を中心に花やイチゴを植えています。また明るい雰囲気作りを目指して病院の周りに花を飾ったりします。
    ガーデニングポット
    採れたてのイチゴ
    花壇での作業風景
    (3)造 園
    当院所有の憩いの杜庭園を中心に活動しています。ベンチやテーブルを作成したり、松の剪定なども行います。職業前訓練として、より自立した生活を送れるようにサポートしています。
    当院の憩いの杜庭園(並木道)
    当院の憩いの杜庭園(秋の風景)
    【手工芸やグループ活動で作成した作品です】
    外来ホールにて作品を展示
    園芸グループによる作品
    ハートフルカレンダー 最優秀賞受賞作品(木画)

精神科デイケアセンター
しゅまおまぷ

生活の場を社会におきながら、グループの活動を中心として様々なプログラムを行う外来治療のひとつです。

  • することが見つからず、一日がなんとなく過ぎてしまう方
  • 人とのつき合いが、うまくできない方
  • 外出が苦手で、家に閉じこもりがちな方
  • 仕事(学校)に行きたいが、まだ自信の持てない方

・・・他にも、色々な悩みや心配事を持っている方たちにご利用頂ければと考えています

活動の内容

精神保健福祉士・作業療法士・看護師の専門スタッフがお手伝いいたします。 和気あいあいとした雰囲気の中でプログラム活動を行っています。

【週間プログラム】

スポーツ・書道・手工芸・ヨガ・パソコン・カラオケ・木工・ゲーム・料理・自主活動・映画鑑賞・畑作業・ガーデニング ・ 絵画 ・ 俳句 ・ ミーティングなど・・・

【年間プログラム】

新年会・クリスマス会・社会見学・花見・パークゴルフ・ボーリングなど・・・

活動の目的

活動を通して病気とうまく付き合う方法を身につけ、より生活を豊かなものにしていくことを目的としています。

  • 規則正しい生活を送れるようにする
  • コミュニケーション技能訓練
  • 再発防止や病気とうまく付き合えるようにする
  • グループ活動を通じて、対人関係能力を向上させる
  • 就労に向けたステップアップ
  • 生活上の様々な問題に対処する方法を増やす
  • 単身での生活に必要な能力の向上

参加希望の方は

どんなところなのかを知っていただくために、見学することができます。まずは主治医へご相談ください。

訪問看護

自宅や地域社会で安心して快適な日常生活が送れるよう、スタッフがご家庭を訪問して病状の観察や介助・相談を行ないます。 退院された患者様や通院を続けている患者様にご利用いただいています。看護師・精神保健福祉士が定期的にご家庭に訪問し、生活の自立と心の健康づくりをお手伝いいたします。

訪問看護ご利用には、医師の許可・指示が必要となります。まずは主治医・外来看護師・医療相談員にご相談ください。

主な内容

  • ◎病気に対する不安を抱えている
  • ◎治療を継続することが途絶えがち
  • ◎対人関係や就労等について不安
  • ◎金銭的・将来的な不安がある
  • ◎服薬・症状管理を含めた健康状態のチェック
  • ◎身の回りや家事について不安を抱えている
  • ◎地域サービス等の利用方法がわからない

このようなことでお困りの方を支援いたします。

※訪問時は看護師・精神保健福祉士が私服でお伺いいたします。また、訪問する際に使用する病院車両には病院名は 表示しておりません。